トラック運転手のリアルな人間関係

■トラック運転手のリアルな人間関係

トラック運転手は、「運転」をするだけの仕事とイメージされている方もいますが、リアルな仕事現場では、トラックの運転はもちろんですが、「荷積み」「荷降ろし」があり、仕事内容によっては、「検品」「伝票作業」「陳列作業」「梱包作業」など、運転以外の仕事もあります。運転以外の仕事では、お客さんや上司、会社の事務員、他の会社の運転手や現場作業員など、いろんな人と接する場面があります。人間関係が苦手だと、こういった場面がストレスで嫌になったりします。運送関係は一般常識やマナーを理解していない人間も多かったりしますしね。。ここでは、リアルな人間関係やトラブルを防ぐための人間関係対策方法などを紹介しています。

■運転中は一人で気楽だけど意外と人間関係の苦労もある

トラックを運転しているときは一人なので、運転中は気楽です。っが、運転中以外は、人と接する場面も多く人間関係で苦労することも多かったりします。

例えば、

・「積込み・荷下ろし」をする際のお客さんや他の作業者
・お客さんとの電話対応
・出発前と帰社時の運行管理者とのやりとり
・同じ会社の運転手

などの場面が多い。

・「積込み・荷下ろし」をする際のお客さんや他の作業者

荷物を積込む場所や下ろす場所では、無人で一人で行うケースもありますが、大抵の場合、現場には検品者やリフトマン、他のトラック運転手などが作業をして、人間関係もあります。

現場では、気の荒い短気な人間で怒鳴りつけてくる人間もいたり、嫌がらせをしてくる人間、自己中で自分中心に動く人間など、いろんな人間がいます。
たまにだといいけど、毎日行くとなると嫌になることもよくあります。

・お客さんとの電話対応
仕事内容や会社によって違いますが、荷物の積込時間や積み下ろし時間の確認やトラブル時の対応など、直接お客さんと電話でやり取りすることもあります。
他人と電話をするのが苦手な人にとっては、結構キツイかと(僕自身のことですが)

・出発前と帰社時の運行管理者とのやりとり

会社に出社したときと帰社したときに、「点呼」があるので、その際に運行管理者や会社の人間と接することになります。
「説教好き」「話好き」「自分話が好き」など、いろんな人がいるので、嫌いな人間が運行管理者の場合は、毎日必ず接しなければいけないので、ストレス度はかなり高かったりします。

・同じ会社の運転手
仕事内容によっては、仕事のサポートをしたり、共同で仕事をしたりすることもあるので、他の運転手が原因でストレスを感じることもあります。「さぼってばかりの人」「良く寝坊する人」「突然休む人」「不愛想な人」「仕事を押し付けてくる人」「怒鳴る人」「常にイライラしている人」など、運転手にもいろいろいるので、共同で作業したり、サポートをしないといけないような場面ではかなりストレスを感じることもあります。

■転職しまくってきて学んだ人間関係を良くする方法

複数の運送会社を転々としてきて人間関係を良くするためには、

・すべての人間に挨拶をする
・自分のことだけでなく会社のことも考えて行動する
・お金の貸し借りはしない
・マナーを守る
・ヤバい奴や苦手な人間とはできるだけ距離をとる
・自分ができることとできないことはハッキリ伝えておく

・すべての人間に挨拶をする
新人・上司・同僚・荷主・リフトマン・他社の運転手など、すべての人間に、挨拶をすることで、印象がかなりよくなり、人間関係のトラブルも起きにくくなります。ペコっと頭を下げるだけでもかなり好印象になります。

・自分のことだけでなく会社のことも考えて行動する
「このコースしかやりたくない」「休日出勤は絶対に嫌だ」「この時間帯しかやりたくない」「辛い仕事はやりたくない」といったように、自分のことだけを考えた行動は運行管理者や同僚運転手に嫌われます。逆に、会社の急な要望にも進んで行動できたり、会社のためを思って行動できる人間は、会社内のすべての人間に好まれます。あまりにも何でもかんでも良いように動いていると、それが原因でストレスにもなることもあるので、ある程度融通が利く感じが、会社にも自分にも一番ストレスがかからない感じかと。(僕の場合ですが)

・お金の貸し借りはしない
どの運送会社にもヤバい人間はいて、「お金を貸して」と言ってくる人間もいます。お金の貸し借りはトラブルの原因になるので、たとえ少ない金額でもお金の貸し借りはしないほうが無難。どうしてもお金を借りたい場合は、同僚や会社内の人間ではなく、会社の社長にお願いすることをおすすめします。小規模運送会社の場合は、事情を説明すれば社長が給料引きで貸してくれるケースはよくあります。「お金を貸してほしい」と会社内の人間に頼まれた場合は、ジュース代程度なら「貸す」のではなく「あげる」気持ちでおごってあげるのなら気が楽。金額が大きい場合は、トラブルの原因となりやすいので断る方が無難。あまりにもしつこい場合は、上司や先輩運転手に相談されることをおすすめします。

・マナーを守る
「他の運転手のトラックに乗ったらキレイに利用する」「安全運転をする」「清潔感のある恰好をする」
「相手が嫌がる行動はしない」「思いやりのある行動をする」「自分勝手な行動はしない」など、
社会人として当たり前のマナーを守れば人間関係のトラブルも起きにくい。逆にマナーを守れない人は、トラブルをどんどん招くので、マナーはめっちゃ大切です。

・ヤバい奴や苦手な人間とはできるだけ距離をとる

「常識が通用しない人間」「説教が好きな人」「陥れようとする人」「ウソをつく人」「話が長すぎる人」など、いろんな人間がいます。自分の苦手な人やヤバい人間と深くかかわり過ぎると、ストレスになったり、トラブルの原因となったりするので、なるべく距離を置くようにすることでストレスやトラブルを避けることができ、人間関係の悩みも少なくて済みます。

・自分ができることとできないことはハッキリ伝えておく
トラックの運転手は、会社の無理な指示をなんでもかんでも言いなりになっていると、ストレスが溜まってメンタルが病んだり、体がボロボロになったりするケースもあります。会社のために行動することは良いことですが、できないことや嫌なことは、ハッキリと意志を伝えるということも大切。できることとできないことをハッキリ伝えることで、会社側も無理なお願いはしなくなってきて、人間関係のトラブルも減らせます。

■人間関係で悩んでいるときの対処方法

人間関係で悩んでいる場合の対処方法

・上司に相談してみる
上司に相談することで、問題が解決するケースはよくあります。例えば、(コース変更)(休日の変更)(労働時間の変更)(担当車両の変更)(勤務地の変更)など。自分都合でワガママばかり言っているとそのうち相手にされなくなるので、ある程度は我慢してどうしても無理なようなら相談するようにしましょう。一人の運転手のワガママばかりを聞いてくれるほど会社側も甘くはないですからね。他の運転手に対して示しが付かないといいうこともありますし。

・直接相手と話し合ってみる
気に入らない相手やトラブルになっている相手と直接話合うことで、トラブルが解決したり関係が良くなるケースもあります。何でもかんでも上司に相談するのではなく、自分でも直接相手と話合うという場面を経験していくことで、人間関係をうまくいくコツがわかるようになってきます。コミュニケーションが苦手だったとしても、逃げてばかりでなく、時には頑張ってみることもおすすめします。経験を積むことで対応スキルがアップして、自分のためになりますからね。

・我慢する
嫌だからすぐ辞めるというのは簡単です。しかし、我慢せずにすぐに辞めてばかりだと、我慢できない人間となってしまい、どの会社に行っても長続しません。仕事は給料をもらって行っていることなので、多少の我慢も必要。我慢し続けるとメンタルが病んだり体がボロボロになってしまうので我慢のし過ぎも良くないですが、ある程度の我慢はすることも必要。一定期間我慢することで、嫌な人間が辞めていったりコースが変更になって苦手な人間と関わらなくなったりと、我慢することで自然と解決するケースもあったりします。我慢することで会社側の信頼を得ることができ、人間関係が良くなるケースもあります。

・転職する

メンタルが病みそうなくらいストレスを感じていたり、どうしても続けるのは無理という場合は、転職するのも一つの解決策。辞める人間に対して「逃げた」とか「腰抜け」とか言う人間もいますが、辞めてしまえばもう会うこともないのでどうでもいいこと。我慢しすぎて「うつ」になったり「過労死」した人間も見てきました。だから、どうしても無理と思ったら、転職することも必要だと思います。

■まとめ

トラックの運転手という仕事は、一人でいる時間が長いので他の業界と比べると人間関係は楽な方ですが、まったく人と関わらずに済むということもない。そのため、どうしても人と関わるのが嫌な方やコミュニケーションが苦手な方は、運送業でいえば「夜間の置き配」であったり、「店舗配送の置き配」などを人と関わらなくて完結する内容の仕事を選ぶことをおすすめします。僕は人と関わることがあまり好きではないのですが、対処方法やコミュニケーションの取り方を練習したことで少しずつ、人間関係の悩みも減ってきましたし、神経も少しは図太くなれました。逃げてばかりだといつまでたっても辛い状態が続くし、どの会社に行っても人間関係は必ずあるので、コミュニケーションが苦手な人や人間関係で悩みやすい人は、本で学んだり、先輩や上司に対処方法を教えてもらったりして、少しでもコミュ力をアップさせていくと、自分が楽になれるので、コミュ力アップを頑張ってみるのもおすすめです。自分が成長すればその分、自分が楽になりますからね。