
■トラック運転手の給料が安いというリアルな現実
私はいろんな運送会社を転々としてきましたが、大手以外の多くの運送会社は給料が安いということを体験してきました。ざっくりいうと、2割程度安い感じ。特にひどいのは小規模な運送会社。長時間労働で週1休みで長期連休なしで福利厚生なしで生活できるギリギリレベルの給料という会社も実際に多い。運送会社に止まっている運転手の自家用車をチェックしてみてください。ボロボロの軽自動車ばかりが止まっている運送会社も少なくありません。ここではトラック運転手のリアルな給料や給料をアップさせる方法などを紹介しています。
■時給計算すると安くてビックリする
トラック運転手の給料は総支給25万円以上の運送会社も多くそんなに安いとは感じないかもしれませんが、時給計算してみると最低賃金を下回っているほど安い会社も多い。多くの運送会社は1日2~3時間の残業をして一般の給料と同じ程度になるような感じで12時間以上の労働は当たり前の会社が多いため、時給計算をするとかなり安くなります。求人募集を見てみると分かりますが、多くの運送会社では1日2時間程度の残業込みと記載されていることが多い。一般的には残業代は25%増しで計算されるが運送会社の場合はそんなの関係なしって感じが多い。私の場合は、1日2時間残業して、手当1,000円という会社で働いている(令和2年3月時点)一見、運動業界の給料は良いように見えるが、実際は多くの運送会社は長時間労働と休みが少ないため時給計算するとかなり安いというのがリアルな現実です。
■運送業界の給料相場
トラック運転手の給料はトラックの種類や仕事内容、会社によって全く違うため、相場などはざっくりとした目安程度に参考にするのが良いかと。
大雑把な目安として、小型トラックや中型トラックの地場や休日が多い会社なら、手取り25万円以下が圧倒的に多い。ボーナスもお小遣い程度なので、余裕のある暮らしはほぼ期待できません。(体験談より)長距離やハードな仕事、休日が少ない会社を選べば、小型トラックや中型トラックでも頑張れば手取り30以上も可能。ですが、ぶっちゃけある程度余裕のある生活をしたいなら、大型トラックやトレーラーで大手に勤めるのが無難。大型トラックやトレーラーで福利厚生のしっかりした会社なら、ある程度余裕のある暮らしができます。
■同じ仕事内容でも会社によって給料はまったく違う
運送会社は1次下請け→2次下請け→3次下請けと、どんどん運賃がやすくなっているので、小規模な運送会社ほど給料が安かったり雇用条件が悪いケースが多い。まったく同じ仕事でも大手と下請けの会社では給料も全く違います。そもそも下請けになるほど運賃が安いので、小規模で下請け仕事ばかりの会社は給料に期待するのは難しいです。そのため、稼ぐなら長時間労働や休日を減らすしか方法がないケースが多い。同じ会社でも、配車係や社長の一声で給料は簡単に変わる。私の場合、面接時と話が違うと上司に相談すると、まったく同じ仕事でも月に5万円ほど給料がアップしたり、休日を週1日を完全週休2日にしても給料が同じだったということも体験してきました。大手の場合はルールがしっかり決まっているのですが、中小企業の場合は、ルールが曖昧だったり、おとなしい人間には安くこき使おうとする管理職や社長などもいるので、はっきりと物をいうことで給料を変えることもできたりします。曖昧なのが嫌なら、大手でルールがしっかり決められた会社にいくのが断然いいですよね。中朝企業の場合はお金や労働時間などが適当な会社も本当に多いですから。
■給料が安くて悩んでいるなら上司に相談するか転職する
給料が安くて悩んでいるなら、いきなり転職するのもいいですが、今の会社が気に入っていたりどうしても辞めれない事情がある場合は、上司に相談してみると、案外解決できる場合もあります。私の場合は、面接時と話が違う場合などは上司に相談したことによって同じ仕事でも給料が5万円アップしたこともありますし、休日を増やして給料は以前と同じということもありました。稼ぎたいなら上司に相談することで仕事内容を変更してもらったり、他の仕事をしたりするなどして給料をアップさせる方法はいろいろあります。上司に相談するのが嫌だったり、社員全員が低賃金でこき使われている会社なら、転職してしまったほうが楽。トラック運転手は人手不足なので、しっかり準備して転職活動すれば今より好条件の会社に再就職することも可能性がないわけではないでしょうからね。
■まとめ
運送会社は、大手と中小企業ではそもそも運賃が違うので、給料や福利厚生も大手ほど好条件です。そのため、安定を求めるなら大手を選んで就職するのが無難。小型トラックや中型トラックでは手取りも25万以下が圧倒的に多くボーナスも期待できないので、ある程度余裕のある暮らしがしたいなら、大型トラックやトレーラーが選択肢になると思います。手積み・手下ろしで長時間労働全然OK。休日なんていりませんって人は、中小企業でガンガン走って稼がせてくれる会社を選べば稼ぐことは可能。くれぐれも体調を壊さないように注意してください。