トラック運転手のリアルなお金事情

給料・高額な食事代・弁償・トラブル回避方法など、これまで経験してきた運送業独特のお金事情を紹介しています。

■給料

・トラックの大きさや仕事内容によって選べる
トラック大きなトラックで距離を走れば走るほど高収入を得られます。逆に小型車で走行距離が短くなるほど収入も少なくなる傾向があります。トラックの種類や働き方を変えることで収入も調整することができます。ブラック会社が多い業界なので会社選びはかなり重要。

・初心者もベテランも給料はほぼ同じ
運送業の仕事は、入社したばかりの新人ドライバーと10年以上のベテランドライバーも、給料はほぼ同じ。理由は昇級がなく、トラックの種類や走行距離によって運賃が決まっているためです。何年継続して勤めても給料がほぼ変わらないケースが多い。

・ボーナスは期待しないほうがいい
トラックの運転手はボーナスが他の業界に比べると格段に少ないケースが多い。10万円以下という会社が多く、ボーナスがない会社も多い。

・福利厚生や手当てがある会社とない会社
運送業界は小規模な運送会社が多く、福利厚生や手当がまったくないブラックな運送会社も多い。手当てや福利厚生がしっかりしていない会社の場合、どれだけ頑張って働いても給料が増えないため、そのような会社は離職率もかなり高い。総支給が多くても福利厚生や手当てがまったくない会社は手取りもかなり少なくなるので、会社選びは福利厚生や手当てがしっかりしている会社を選ぶことが重要。

■支出

・食費代
運転手はトラックの中で食事を摂ることが多いため、自炊しておにぎりや弁当を持参すれば食事代もそれほどかからないのですが、毎回コンビニを利用していると食事代はかなり高額になります。待機場所としてコンビニの駐車場に停めることが多いためどうしてもコンビニを利用する回数が増え、出費も増えてしまう。

・交通事故や商品破損したときの自己負担(弁償)
多くの運送会社では、(無事故手当)というものがあり、商品の破損トラブルや交通事故を起こした場合は、無事故手当が給料からカットされます。会社によって弁償する負担割合は違うため、しっかりと確認しく必要があります。100%自己負担(全額弁償)しないといけない会社もあるので確認しておかないと本当にヤバいですよ。

・作業道具
作業をする上で必要となる「安全靴」「手袋」は消耗品なので定期的に交換する必要があります。あまりにも汚い恰好やボロボロの靴や手袋をして作業をすると、作業効率も低下し体にも負担がかかりますし、お客さんへの印象も悪くなるので、定期的に交換することをおすすめします。

・高速道路(有料道路)
会社によっては高速道路(有料道路)の使用料を個人で負担しないといけない会社もあるため、個人負担の場合は給料から引かれます。

■リスク

・弁償や給料減額のリスクは常にある
トラックの運転手の仕事は「荷物」を運んでお客さんに届けるのが仕事です。運搬中の交通事故や荷物の破損事故のリスクは常にあります。トラブルになったとき会社が全額負担してくれるのであればいいですが、個人で負担しないといけない会社の場合は、弁償しないといけなくなり給料から惹かれます。給料では足りないほど高額な請求をされるケースもあります。

・免停や免許取り消しで収入がなくなる
トラック運転手の仕事は免許証がなければできないため、免停や免許取り消しになると即、仕事ができなくなります。免許証がなければ運転をすることができないため、免停や免許取り消し期間中は収入がなくなります。会社によってはクビになることも。

・仕事次第で給料が増減する
同じ仕事がずっと継続するとは限らず、荷主と取引停止となったり荷量が減れば、給料にも影響が出ます。最悪のケースでは、仕事がないため退職になる会社もあります。

■お金のリスクを減らすためにできること

・安全運転と確実な作業を心がける
交通事故や荷物破損トラブルのリスクは常にあるため、「安全運転」と「確実な作業」を意識して仕事に取り組むことはとても大切。毎日の心がけ次第でリスクを大きく減らすことができます。

・安心して働ける会社を選ぶ
、何かトラブルが起きたときにすべて運転手に責任を取らせて弁償させたり、長時間労働で低賃金で働かせる会社も多いのが実情。そのため安心して働くためには、「運転手想いの運送会社」を選ぶことがとても重要。会社によっては人生を狂わされるので、本当に会社選びは慎重に選択されることをおすすめします。

・資格を取得しておく
「大型免許」「けん引免許」「クレーン・移動式・玉掛け」「リフト免許」「運行管理者資格」「危険物取扱者資格」などの資格を取得することでステップアップして給料を増やすこともできますし、転職時にも有利となります。また、交通違反などで免停や免許取り消しとなった場合でも、内勤やリフト作業の職に就くこともできるため、資格を取得しておくメリットは大きいです。

・副業をする
運転手をしながら、飲食店を兼業されていたり保険の代理店をされている方、他の会社でアルバイトをされている方などたくさん出会ってきました。副業で収入を得ることで、万が一の場合でも無収入になる最悪のケースを避けられます。

◆【まとめ】

トラックの運転手は大きなトラックを荷物を運んで走る仕事で、万が一トラブルが起きたときは免停や免許停止になったり、弁償など、リスクがある仕事でもあります。いざというときに運転手を守ってくれる会社とそうでない会社では、人生が大きく変わってきます。これから運転手に転職をお考えの方は「福利厚生」「手当て」「個人負担割合」「仕事内容」などをしっかりと確認されることをおすすめします。