
■トラック運転手が腰痛になる原因と対策(予防)方法
トラック運転手で腰痛に悩む人は多い。私自身も長年腰痛に悩んできてき、マッサージ・整体・腰痛グッズ・薬・ストレッチなど、腰痛を改善するために様々な方法を試してきました。そのおかげで、腰痛はかなり改善し、仕事もだいぶ楽になりました。ここでは、トラック運転手が腰痛になる原因や対策(予防)方法について紹介しています。
■トラック運転手が腰痛になる原因
トラック運転手が腰痛になる原因は大きく2つあります。
1、長時間の運転
2、手積み・手卸し
・長時間の運転
長時間同じ姿勢で運転することで、腰に体の重みが集中し、血流が悪くなり老廃物が溜まりやすくなります。血行不良が神経を圧迫し腰痛が発生します。又、古いトラックの場合は座席が歪んでいたりヘタっている場合や振動が背骨に伝わって腰痛の原因となることもあります。
・手積み・手卸し
軽い荷物だったとしても、数百・数千個の荷物を手で積んだり降ろしたりする作業をすると、腰に負担がかかり腰痛の原因となります。
■自身の腰痛の原因を探る
腰痛を改善するには、自身の腰痛の原因を探ることが重要です。
・長時間の運転が原因の場合
長時間の運転が腰痛の原因となっている場合、すぐにできる方法として、腰痛クッションやシートを使用して腰への負担を減らしたり、座り方を改善することで腰痛を和らげることができます。どうしても痛みに耐えられないという場合は、会社に相談して近距離のコースに変更してもらうか、無理なら転職するというのも一つの手です。
・座席のヘタリや歪みが原因の場合
古いトラックは、座席がヘタっていたり、歪みがでていているケールも多いと思います。私自身も古いトラックで座席が歪んでいるトラックに乗ったことで骨盤が歪み腰痛になったこともありました。座席がヘタっていたり歪んでいる場合は、すぐに腰の調子が悪くなり乗り続けることでどんどん悪化してしまうので、クッションやスポンジなどでバランスを調整して座ることで、かなり改善することができます。
・手積み・手卸しが原因の場合
手積み・と卸しがメインの仕事をしているとどうしても腰に負担がかかり、腰痛の原因となります。毎日腰に負担をかけ続けることでどんどん悪化してしまうので、コルセットやテーピングをして腰への負担を軽減させたり、仕事内容を変えてなるべく腰に負担がかからない作業方法や仕事を選ぶ必要があります。
■トラック運転手の腰痛対策
私自身が実際に試してきた腰痛対策(予防)について紹介しています。
・ストレッチ
ストレッチをすることで腰痛予防にもなりますし、痛みをすぐに和らげることもできるのでかなりおすすめです。上半身だけでなく下半身のストレッチもしっかり行うことで効果が期待できます。腰に疲労がたまってくると、太ももの裏やふくらはぎがズッシリ重たくなってきて足が重たくなってきます。もしそのような症状があるなら、足のストレッチをしてみてください。特に太ももの裏の筋肉を伸ばすと腰とつながっているので腰痛の痛みをかなり解消できますよ。
・マッサージや整体・針
マッサージや整体・針をすることで一時的に痛みを和らげることができますが、根本的な原因を改善しないことには腰痛を解消することは難しいので、施術を受けると同時に根本的な原因を改善していくことをおすすめします。
・お風呂
お風呂につかることで疲労回復効果もあるため腰の痛みを和らげる効果が期待できます。
・シップや塗り薬
シップや塗り薬で炎症を抑えることで一時的に腰の痛みを和らげることができます。シップや塗り薬がない時は氷嚢でも炎症を抑えることができます。
・コルセット
コルセットを巻いて運転したり荷作業をすることで、腰への負担をかなり和らげることができるので、コルセットはおすすめです。私はこれまでにいろいろなコルセットを試してきましたが、サポート力が強いコルセットほど効果が実感できました。
・テーピング
腰にテーピングを貼ることで、腰の筋肉への負担を軽減させることができるので、予防としても効果が期待できます。サポート力はコルセットと比べると弱いので、腰への負担が少ない作業のときなどは効果的ですが、腰に負担がかかる作業の場合はコルセットがおすすめ。テーピングは毎日貼ると肌への負担もかかり肌が荒れるので、自分に合ったテーピングを使用するようにしましょう。慣れると自分一人でも腰に貼れるようになりますよ。
・腰痛の薬
腰痛の薬は一時的に痛みが発生したときなどは飲むだけで痛みを和らげることができるので、携帯しておくと便利です。私の場合は、病院に行って半年分の薬をまとめて処方してもらい、常に携帯しているため、腰に負担がかかる仕事をしたりして腰が痛くなったら飲むようにしています。薬を飲むことで炎症を鎮められ痛みを和らげることができるので重宝しています。
・クッションやシート
クッションや腰サポートクッション、座席シートなを使用することで腰への負担を軽減することができます。専用車両がなく毎回違うトラックに乗る場合は、携帯タイプのクッションなどがおすすめ。ホームセンターで売っているスポンジなどでも効果が期待できます。
・筋トレ
腹筋や背筋をすることで腰回りの筋肉が強化されるため、腰痛予防に効果が期待できます。筋トレのし過ぎは逆に腰を痛めてしまうケースもあるため、筋トレする際はトレーニングのし過ぎには注意しましょう。
■まとめ
近距離輸送でリフトやクレーンを使った仕事なら腰への負担も少なくそのような仕事は腰にとっては最適ですが、そのようなラクな仕事は稀。腰に負担がかかる内容の仕事であっても、なるべく腰に負担をかけないように工夫することで、かなり痛みを軽減することができますし、予防することもできます。いろいろ試しても腰の調子が改善しないという場合は、腰に負担をかけない仕事を選ぶしかないので、転職というのも一つの方法。ここで紹介してきた内容が少しでも役に立てれば幸いです。ちなみに、私は、ストレッチの効果を実感してからは、ストレッチにはまり、体はかなり柔らかくなり腰痛も改善し、疲れにくい体になりました。下半身のストレッチはマジでおすすめですよ。タダでどこでもいつでもできますしね。